AZZURRO
「何事だ?」
その時
雪乃の後ろから低いバリトンの声が響いて
その場にいた全員が跪く
雪乃もそれに倣おうとしたが
クリスによって止められた
ジャンが
遠慮がちに歩み出る
「実は
先ほど、ユキノ様宛てに手紙が届きまして。」
「ユキノに手紙?
皇后陛下からか?」
「いえ。
…アメリア姫からにございます。」
「アメリア?」
「アメリア様?!」
雪乃とクリスの声が被った
ジャンは「御意」と頷くと
手元にあった手紙を差し出す
クリスは
ウェスタン家の紋章を確認すると
封を切った
文字が読めない雪乃は
クリスが代読してくれるものだと思い
クリスの言葉を待つが
一向に何も降りてこない
しまいには
クリスは手紙をジャンに突き返した
その時
雪乃の後ろから低いバリトンの声が響いて
その場にいた全員が跪く
雪乃もそれに倣おうとしたが
クリスによって止められた
ジャンが
遠慮がちに歩み出る
「実は
先ほど、ユキノ様宛てに手紙が届きまして。」
「ユキノに手紙?
皇后陛下からか?」
「いえ。
…アメリア姫からにございます。」
「アメリア?」
「アメリア様?!」
雪乃とクリスの声が被った
ジャンは「御意」と頷くと
手元にあった手紙を差し出す
クリスは
ウェスタン家の紋章を確認すると
封を切った
文字が読めない雪乃は
クリスが代読してくれるものだと思い
クリスの言葉を待つが
一向に何も降りてこない
しまいには
クリスは手紙をジャンに突き返した