AZZURRO
クリスの宮に帰ってくると
ユキノの話を聞いた側近たちは
皆浮足立った
「さすがはユキノ様。
そんな大役を仰せつかるなんて。」
感無量といった様子でケシャが話す横で
ジャンは一人表情を曇らせた
「困ったことになりましたね。
皇后陛下の誕生祝賀会ともなれば
他国からの来賓も多い…
ユキノ様の存在はもはや隠しては
置けなくなりますね。」
「あぁ…。
アメリアの手紙はアレからどうなっている?」
「何通か手紙がきましたが
内容は全て同じで、返事も当たり障りのない
内容で書いております。」
「そうか…。
祝賀会当日はアメリアも参加するだろう。
ユキノから決して目を離すな。
そして
万が一も備えて
お前の密偵部隊にアメリアも警戒させろ。」
「はっ。
抜かりなく務めさせていただきます。」
2人の心配をよそに
雪乃は祝賀会のことで頭がいっぱいだった
ユキノの話を聞いた側近たちは
皆浮足立った
「さすがはユキノ様。
そんな大役を仰せつかるなんて。」
感無量といった様子でケシャが話す横で
ジャンは一人表情を曇らせた
「困ったことになりましたね。
皇后陛下の誕生祝賀会ともなれば
他国からの来賓も多い…
ユキノ様の存在はもはや隠しては
置けなくなりますね。」
「あぁ…。
アメリアの手紙はアレからどうなっている?」
「何通か手紙がきましたが
内容は全て同じで、返事も当たり障りのない
内容で書いております。」
「そうか…。
祝賀会当日はアメリアも参加するだろう。
ユキノから決して目を離すな。
そして
万が一も備えて
お前の密偵部隊にアメリアも警戒させろ。」
「はっ。
抜かりなく務めさせていただきます。」
2人の心配をよそに
雪乃は祝賀会のことで頭がいっぱいだった