AZZURRO
祝賀会当日
カイルの街は朝からにぎわい
街中のいたるところに花が飾られ
大神殿やアゴラでは
皇后の誕生を祝う祭典が行われていた
「うわぁ…。
カイルが人で溢れてる。」
クリスの宮のベランダから
カイルの街を見下ろした雪乃は
思わず声を漏らした
「ええ。
本日はアルヴェス帝国民にとって大切な日。
カイルの住民だけではなく
帝国全土からお祝いに民が駆けつけます。」
ケシャも嬉しそうに目を細める
「皇后陛下は民から慕われてるんだね。」
「それはもちろん。
皇后陛下は全国民の母であり
愛の象徴なのです。
今の皇后陛下は歴代の陛下の中でも
特に人気がございます。」
「へぇー。
でもわからなくはないかも。」
ケシャと笑いあったところで
クリスがベランダにやってきた
もちろんジャンも傍に控えている
「ここにいたのか。
ユキノ、そろそろ城へ行く。
準備をしなさい。」
既に正装に着替えたクリスは
その美貌を余すことなく
全身から溢れされている
「はい。」
そんなクリスの姿を
雪乃は直視できず
足早にその場を去った
カイルの街は朝からにぎわい
街中のいたるところに花が飾られ
大神殿やアゴラでは
皇后の誕生を祝う祭典が行われていた
「うわぁ…。
カイルが人で溢れてる。」
クリスの宮のベランダから
カイルの街を見下ろした雪乃は
思わず声を漏らした
「ええ。
本日はアルヴェス帝国民にとって大切な日。
カイルの住民だけではなく
帝国全土からお祝いに民が駆けつけます。」
ケシャも嬉しそうに目を細める
「皇后陛下は民から慕われてるんだね。」
「それはもちろん。
皇后陛下は全国民の母であり
愛の象徴なのです。
今の皇后陛下は歴代の陛下の中でも
特に人気がございます。」
「へぇー。
でもわからなくはないかも。」
ケシャと笑いあったところで
クリスがベランダにやってきた
もちろんジャンも傍に控えている
「ここにいたのか。
ユキノ、そろそろ城へ行く。
準備をしなさい。」
既に正装に着替えたクリスは
その美貌を余すことなく
全身から溢れされている
「はい。」
そんなクリスの姿を
雪乃は直視できず
足早にその場を去った