AZZURRO
案内されたのは
小さな一室
そこにはすでに
ケシャが用意したのであろう
衣装や装飾品が並べられていた
だが
ケシャの姿が見当たらない
「あの、ケシャは?」
少し不安になって侍女に尋ねると
「存じ上げませぬ。」
との返事だけで
手早く雪乃の衣装変え始めた
おかしいな?
会場にはケシャの様な女官は入れないから
控室で待ってるって話してたのに…
迷子にでもなったのかな?
でも
衣装があるわけだし…
ケシャはここにきてるよね?
「あの、手が空いたら
ケシャを探してもらえませんか?」
「かしこまりました。」
恭しく頭を下げた侍女に
いささか安心して
雪乃は
これから行う舞に神経を集中させた
演目は
日舞とこの前の歌劇を見て考えた
創作の物
これでいいかは分からない
この国の人たちに認められるかはわからないけど
『舞は心』
きっと
伝わるはず…
小さな一室
そこにはすでに
ケシャが用意したのであろう
衣装や装飾品が並べられていた
だが
ケシャの姿が見当たらない
「あの、ケシャは?」
少し不安になって侍女に尋ねると
「存じ上げませぬ。」
との返事だけで
手早く雪乃の衣装変え始めた
おかしいな?
会場にはケシャの様な女官は入れないから
控室で待ってるって話してたのに…
迷子にでもなったのかな?
でも
衣装があるわけだし…
ケシャはここにきてるよね?
「あの、手が空いたら
ケシャを探してもらえませんか?」
「かしこまりました。」
恭しく頭を下げた侍女に
いささか安心して
雪乃は
これから行う舞に神経を集中させた
演目は
日舞とこの前の歌劇を見て考えた
創作の物
これでいいかは分からない
この国の人たちに認められるかはわからないけど
『舞は心』
きっと
伝わるはず…