AZZURRO
カヴァリへの
クリスの態度を見て
クリスがどれほど家族を
大切に思っているのが
わかっていた雪乃は
クリスの今の心情を思うと
心が痛んだ
雪乃は
長椅子から立ち上がると
ナイトウェアの薄い長衣の上に
ガウンを張って
部屋を後にする
そして
クリスの部屋の前に来る
クリスの部屋の扉の前には
私兵が見張っていた
「雪乃様?
いかがなさいました?」
兵士は雪乃にがつきと
慌てて膝を折る
「あの…クリス様にお会いしたの。」
恥ずかしながらも
ユキノが答えると
兵士はすぐさま扉を開けた
二重構造の入り口
パタン…
静かに内側のドアが閉まる
初めて入るクリスの部屋
雪乃は鼓動をうるさく感じながらも
ゆっくり足を進めた
大きなバルコニーに続く窓は開け放たれ
部屋に差し込み
見た事もないくらい
豪華で大きなベットに横たわる
クリスを照らしている
月明かりに輝く
銀髪と純白の羽
人間とは思えない美しさに
雪乃は思わず息をのんだ
クリスの態度を見て
クリスがどれほど家族を
大切に思っているのが
わかっていた雪乃は
クリスの今の心情を思うと
心が痛んだ
雪乃は
長椅子から立ち上がると
ナイトウェアの薄い長衣の上に
ガウンを張って
部屋を後にする
そして
クリスの部屋の前に来る
クリスの部屋の扉の前には
私兵が見張っていた
「雪乃様?
いかがなさいました?」
兵士は雪乃にがつきと
慌てて膝を折る
「あの…クリス様にお会いしたの。」
恥ずかしながらも
ユキノが答えると
兵士はすぐさま扉を開けた
二重構造の入り口
パタン…
静かに内側のドアが閉まる
初めて入るクリスの部屋
雪乃は鼓動をうるさく感じながらも
ゆっくり足を進めた
大きなバルコニーに続く窓は開け放たれ
部屋に差し込み
見た事もないくらい
豪華で大きなベットに横たわる
クリスを照らしている
月明かりに輝く
銀髪と純白の羽
人間とは思えない美しさに
雪乃は思わず息をのんだ