AZZURRO
「!!?
誰だ!!」
その瞬間
クリスが勢い良く起き上がり
枕の下に偲ばせていた剣を抜いた
その剣先は真っすぐ
雪乃の喉を捕える
「っつ!?
す、すみません。」
「…ユキノ?!」
雪乃の姿を確認したクリスは
慌てて剣を治めると
震えて硬直している雪乃に
そっと近づいた
「…そうしてここに?
眠れないのか?」
そっと雪乃の頬に触れる
「お、驚かすつもりも
起こしてしまう気もなかったんです…。
ただ…。」
言葉を詰まらせ
俯く雪乃にクリスはその先をせかす
「ただ?」
「ただ…
お義姉様の事で…クリス様が
傷ついているんじゃないかと…思いまして。」
「義姉上の事で?
私が?」
「はい…。
クリス様はご家族を大切にしているから
その…お義姉様が…
今回の事件に関係しているかもしれないなんて…
すごく悲しんでる…かと…。」
最後の方は言葉にできなかった
ただ自分の大それた発言に
急に恥ずかしさがこみ上げ
雪乃は顔を伏せた
「すいません…。
…おせっかいみたいな
ずうずうしいこと言ってしまって…。」
そして
頭を下げた
誰だ!!」
その瞬間
クリスが勢い良く起き上がり
枕の下に偲ばせていた剣を抜いた
その剣先は真っすぐ
雪乃の喉を捕える
「っつ!?
す、すみません。」
「…ユキノ?!」
雪乃の姿を確認したクリスは
慌てて剣を治めると
震えて硬直している雪乃に
そっと近づいた
「…そうしてここに?
眠れないのか?」
そっと雪乃の頬に触れる
「お、驚かすつもりも
起こしてしまう気もなかったんです…。
ただ…。」
言葉を詰まらせ
俯く雪乃にクリスはその先をせかす
「ただ?」
「ただ…
お義姉様の事で…クリス様が
傷ついているんじゃないかと…思いまして。」
「義姉上の事で?
私が?」
「はい…。
クリス様はご家族を大切にしているから
その…お義姉様が…
今回の事件に関係しているかもしれないなんて…
すごく悲しんでる…かと…。」
最後の方は言葉にできなかった
ただ自分の大それた発言に
急に恥ずかしさがこみ上げ
雪乃は顔を伏せた
「すいません…。
…おせっかいみたいな
ずうずうしいこと言ってしまって…。」
そして
頭を下げた