AZZURRO
クリスは雪乃の
思いもしなかった発言に
一瞬固まった
私を心配して訪ねて来てくれたのか?
私の義姉がユキノを
傷つけていたというのに…
「…そなたは
私を嫌になったのではないか?」
「え?」
「義姉上がユキノを傷つけていた
黒幕かもしれないのだぞ?」
ユキノに嫌われてしまうのなら
それは仕方がない
許してくれるのなら
なんだってしよう…
雪乃の返事を待った数秒は
クリスにとって何よりも長く
そして恐怖に感じられた
「そんなことありません。」
「…!!」
「クリス様は私をずっと守って
ずっと傍にいてくれました。
どんな時でも
私の味方で…たくさんの事を教えてくれた。
そして
辛い時や悲しい時は
抱きしめて、優しい言葉をくれました。
そんなクリス様を
嫌いになんてなれません。
私なんて力にならないかもしれないけど
もし、クリス様がお義姉様の事で
傷ついて辛い思いをしてるなら
私がしてもらったように…
…傍にいたいと…思って…
ここに来ました…。」
雪乃の言葉が終わるか終らないかのうちに
クリスは雪乃の細い肩を引き寄せ
掻き抱いた
思いもしなかった発言に
一瞬固まった
私を心配して訪ねて来てくれたのか?
私の義姉がユキノを
傷つけていたというのに…
「…そなたは
私を嫌になったのではないか?」
「え?」
「義姉上がユキノを傷つけていた
黒幕かもしれないのだぞ?」
ユキノに嫌われてしまうのなら
それは仕方がない
許してくれるのなら
なんだってしよう…
雪乃の返事を待った数秒は
クリスにとって何よりも長く
そして恐怖に感じられた
「そんなことありません。」
「…!!」
「クリス様は私をずっと守って
ずっと傍にいてくれました。
どんな時でも
私の味方で…たくさんの事を教えてくれた。
そして
辛い時や悲しい時は
抱きしめて、優しい言葉をくれました。
そんなクリス様を
嫌いになんてなれません。
私なんて力にならないかもしれないけど
もし、クリス様がお義姉様の事で
傷ついて辛い思いをしてるなら
私がしてもらったように…
…傍にいたいと…思って…
ここに来ました…。」
雪乃の言葉が終わるか終らないかのうちに
クリスは雪乃の細い肩を引き寄せ
掻き抱いた