AZZURRO
「…ユキノ…
そなたの世界では
愛を伝える時に何と言う?」
「え?」
そっと
雪乃が顔を上げると
そこには真剣な顔のクリスがいた
「私はユキノ以外に
妃を迎えるつもりはない…。」
「…え?!」
「私はもう側室は持たぬ。
正妃ただ一人を愛し抜こう。
そして
その正妃には…
ユキノ。
そなた以外望まない。」
クリスはゆっくり
雪乃の左手を取り
その甲に口づける
形の良い唇が触れる瞬間
雪乃は体に電流が走り抜けた
「どうか…私の正妃に…
妻になって欲しい…。」
「…クリス…様…。」
雪乃の瞳からとめどなく涙があふれ
零れ落ちる
これほど幸せを感じた事など
雪乃は初めてだった
「クリス様…
あなたが好きです…。」
「好き?
それが愛の言葉か?」
クリスの手が雪乃の涙をぬぐうと
雪乃は恥ずかしげに微笑んだ
「…はい。
クリス様…大好きです。」
「そうか。
ユキノ…大好きだ。
ずっと傍にいてくれ…。」
「はい…。」
そなたの世界では
愛を伝える時に何と言う?」
「え?」
そっと
雪乃が顔を上げると
そこには真剣な顔のクリスがいた
「私はユキノ以外に
妃を迎えるつもりはない…。」
「…え?!」
「私はもう側室は持たぬ。
正妃ただ一人を愛し抜こう。
そして
その正妃には…
ユキノ。
そなた以外望まない。」
クリスはゆっくり
雪乃の左手を取り
その甲に口づける
形の良い唇が触れる瞬間
雪乃は体に電流が走り抜けた
「どうか…私の正妃に…
妻になって欲しい…。」
「…クリス…様…。」
雪乃の瞳からとめどなく涙があふれ
零れ落ちる
これほど幸せを感じた事など
雪乃は初めてだった
「クリス様…
あなたが好きです…。」
「好き?
それが愛の言葉か?」
クリスの手が雪乃の涙をぬぐうと
雪乃は恥ずかしげに微笑んだ
「…はい。
クリス様…大好きです。」
「そうか。
ユキノ…大好きだ。
ずっと傍にいてくれ…。」
「はい…。」