AZZURRO
「…この子の皮をはいでしまうと聞いたので
私が育てたいから…この子をくださいって…
お願いしていたんです。」
クリスの視線が
首根っこをつかまれ
ジタバタしている獅子の子供に映る
「なんとっ!?」
ジャンが驚いて声を上げるなか
クリスは
クックッ…と笑いだした
「この獅子を育てたいのか?」
「はい。」
素直に頷く
「もし、大きくなって手なずけられなくなったらどうする?
危害を加える様な事があっては
ユキノも一緒に処罰されるぞ?
それでもいいのか?」
クリスの的を得た言葉に
雪乃も負けじと応戦する
「そうならないように最大限努力するし
きちんと躾けます。」
雪乃の真剣な瞳を
クリスはじ…っと見つめる
そして
しばらくした後
「いいだろう。
その獅子を飼うのを認めよう。」
「「クリス様!!?」」
ジャンとポールの声が
響いた
だがクリスは気にする事なく
ポールの手から獅子をとると
雪乃の腕に落とした
「この世界での初めての仕事だ。
心してかかれよ。」
そして
獅子の頭をなでる
獅子は気持ち良さそうに喉を鳴らした
「はい!」
こうして
雪乃はこの世界にきて初めて
責任というものを負う事になった
私が育てたいから…この子をくださいって…
お願いしていたんです。」
クリスの視線が
首根っこをつかまれ
ジタバタしている獅子の子供に映る
「なんとっ!?」
ジャンが驚いて声を上げるなか
クリスは
クックッ…と笑いだした
「この獅子を育てたいのか?」
「はい。」
素直に頷く
「もし、大きくなって手なずけられなくなったらどうする?
危害を加える様な事があっては
ユキノも一緒に処罰されるぞ?
それでもいいのか?」
クリスの的を得た言葉に
雪乃も負けじと応戦する
「そうならないように最大限努力するし
きちんと躾けます。」
雪乃の真剣な瞳を
クリスはじ…っと見つめる
そして
しばらくした後
「いいだろう。
その獅子を飼うのを認めよう。」
「「クリス様!!?」」
ジャンとポールの声が
響いた
だがクリスは気にする事なく
ポールの手から獅子をとると
雪乃の腕に落とした
「この世界での初めての仕事だ。
心してかかれよ。」
そして
獅子の頭をなでる
獅子は気持ち良さそうに喉を鳴らした
「はい!」
こうして
雪乃はこの世界にきて初めて
責任というものを負う事になった