AZZURRO
「マリモ、おいで。
そろそろ中に入ろう。」
空が茜色に染まってきたのを確認して
雪乃はマリモを抱きあげた
その時
ザッ!!ザッ!!
黒い衣装に身を包んだ三人の男が
雪乃を取り囲んだ
「な、なに!?」
驚き固まる雪乃
マリモは
雪乃の腕の中で牙をむき出しにして警戒している
「間違いない。」
「象牙色の肌。黒い髪。」
「異国の姫。
我れらと共に来てもらおう!」
一人の男が雪乃めがけて飛びかかった
グァオルル!!
その瞬間
マリモが男に飛び付き
マントで覆われた顔を引っ掻いた
「このっ!!」
だが
男によって小さなマリモは地面にたたき落とされてしまう
「マリモ!!」
雪乃はマリモに駆け寄ろうとしたが
他の男が雪乃の腕をしっかりとつかんでいた
「な!なにするっ…!?」
そのまま布を噛まされ
頭から大きな袋に入れられてしまう
なにこれ!?
誘拐!!
ヤバい…逃げなきゃ!!
異国での誘拐…
それはきっと死を意味する…
雪乃は必死でもがくが
袋は頑丈で破くことはできず
ただ身を任せるだけになってしまう
そろそろ中に入ろう。」
空が茜色に染まってきたのを確認して
雪乃はマリモを抱きあげた
その時
ザッ!!ザッ!!
黒い衣装に身を包んだ三人の男が
雪乃を取り囲んだ
「な、なに!?」
驚き固まる雪乃
マリモは
雪乃の腕の中で牙をむき出しにして警戒している
「間違いない。」
「象牙色の肌。黒い髪。」
「異国の姫。
我れらと共に来てもらおう!」
一人の男が雪乃めがけて飛びかかった
グァオルル!!
その瞬間
マリモが男に飛び付き
マントで覆われた顔を引っ掻いた
「このっ!!」
だが
男によって小さなマリモは地面にたたき落とされてしまう
「マリモ!!」
雪乃はマリモに駆け寄ろうとしたが
他の男が雪乃の腕をしっかりとつかんでいた
「な!なにするっ…!?」
そのまま布を噛まされ
頭から大きな袋に入れられてしまう
なにこれ!?
誘拐!!
ヤバい…逃げなきゃ!!
異国での誘拐…
それはきっと死を意味する…
雪乃は必死でもがくが
袋は頑丈で破くことはできず
ただ身を任せるだけになってしまう