一番前が特等席。






「えっと…」







彼女は本当にいるんですか?






って聞きたいのに、なかなか切り出せない





「何だよ」





先生はどんどん近づいてきて…






「お前顔、赤いぞ?熱あんのか?」







おでことおでこをコツンってくっつけた





「きゃ…」








やばい〜〜〜〜!







もう心臓保たない





「せ、先生!も、もう時間ないんじゃないですか?早く終わらせましょうよ〜」






「お、おう」







絶対変に思われたよね





でもあんなことされたら困るよ





顔がすっごい熱い






それからの記憶があんまりないんだけど、荷物を運び終わったら先生がお礼にあめをくれた







「2人だけの秘密な?」








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