一番前が特等席。





「お〜!やっときた。もう他の班は食べ始めてるからお前らも適当に食べろ」






華と食べようと思ったけど…







やっぱり先生が気になる…








「小松〜!一緒に食う?」






先生は私の気持ち分かったの?








でも先生と2人でお昼!





「あ、はい…」





どきどきどきどきって心臓の音が聞こえる







とりあえず隣に座ってお弁当を食べる






やっぱりめっちゃ緊張する〜






先生は普通にお弁当食べてるけど…







「んま〜!腹減ってたから余計上手い!」







私はお弁当食べてる場合じゃないよ







隣で幸せそうにお弁当を食べる先生をずっと見ていたい




「小松食わねーの?」





やばい、ガン見しすぎた








「た、べます!」






「小松は2組だよな?なんか俺とよく関わるな〜美術の時とか今日の朝とか山学の班とか?」







それは運命ですかね




とかなんとか思ったり…





目を見て話せない私は下を向きながら






「偶然ですよ」






なんて言ってみる






「偶然?お前実は計画してたろ〜!美術の時にさり気なく話して今日の朝アピールする的な?俺を落とす作戦?」






「そ、そんな計画ないです…」






だんだん顔が近づいてくる




そんなことされたらまた赤くなっちゃうよ…






「あんまり、みないでください。恥ずかしいですよ〜」






先生はからかってもっと顔を近づけてくる






「ふははは!お前かわいいな〜!面白れ〜よ」













ずっきゅーん!!






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