一番前が特等席。




体育館を出た瞬間、涙が一気に溢れてきた










涙が全然とまらない










「先輩…うぅ…っ」







凛ちゃん…










つられて泣いちゃうよ










先輩とはもう話せた?











これから先輩たちを見送る会









先輩たちが一言風船にかいて空へ飛ばす










佐藤先輩はなんて書いたのかな








空へ飛んでいった風船はどんどん小さくなっていく










ひたすらその風船を見てた










見えなくなるまでずっとずっと…










一、二年生が一列に並んで道をつくる









その道を先輩たちがゆっくりゆっくり歩いていく






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