冬の足跡
「…ここ、冬実の家?」
いつの間にか、私の家に着く。
…あっとゆう間だったな…。と、少し、つまらなく思う。
「…うん。」
「3階建て?」
「うん。」
「フハっ。珍しいね。」
3階建ては珍しいのかわからないけど、少し、嬉しくなった。
「そう?」
「うん。」
そう言いながらこっちを見る真琴は、ほんとに…キュンてなって、胸が苦しくなる。
息が苦しくなる。
「…そういえば、真琴、わざわざ家まで送ってくれたけど、平気なの?」
そう。真琴は、私の家の前まで来てる。
大丈夫なのかな?正反対だったら、遠いよ。
「…全然おっけー。こっち方面だし?」
また、笑う。
また、胸が苦しくなる。
また、息が苦しくなる。
顔が火照る。
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