龍輝
龍輝
引きこもり
ドンドン。
今日もまた、部屋のドアが叩かれる。
「おい。友華!いつまで部屋にいるんだ!
今日も学校に行かないつもりか?!
いい加減出てくるんだ、心配してるんだぞ。」
なんにも心配してないくせに。
帰ってきた朝キンキン叫ぶお父さん。
心配してるなら外で、女なんかつくんないでしょ。
その声を聞きながら、お父さんが家を出るまでの間眠りにつく。
次はいつ帰ってくるんだろ。
一ヶ月後ぐらいかな?
お母さんは早くに男と逃げて行方不明。
双子の兄貴は、ちょっと遊びさらいてる。
そんな私の家庭事情。