龍輝
「もしかして…警戒してる?」
当たり前じゃん!腕掴んでくるし、部屋に勝手に入ってくるし…警戒しない方がおかしいでしょ!!
あ…今気付いたんだけど…
私ってこの人と一緒に寝たってこと??
やだー!!!!!
「あれ?顔赤いけど?熱でもあんの?」
「なッ、ないから!!」
思いっきり噛んじゃったじゃん!恥ずかしい…
「あはは、やっぱ可愛いね。友華!」
そういって頭を大きな手で、グシャグシャにされた。
「もう、グシャグシャじゃん!!」
怒っている私をシカトして、由貴さんわまだ笑っている。
「うん。とりあえず後ろ乗りなよ。」
笑い飽きたのか、真面目な顔に戻って言ってくる。
なぜか胸の奥が疼く。
なんでだろ?風邪引いたかな…