龍輝


「そんな意地悪いわないでよ~。」

もー、すぐからかうんだから…。












楽しい時間ほどすぐに過ぎていき…

学校の終わりのチャイムがなる。

「あらあら、もうこんな時間なのね。
今日は、もうおしまい。
また明日にでもきなさい。」

笑顔で話してくれる先生。

いつも話した後は、この言葉を言ってくれるけど
一回も次の日来たことがない。
結局先生から電話があって外に出る。
その繰り返し。

自分でなぜ学校に行きたくないかわからない…
ただ何かから逃げ出したいのかもしれない。

自分自身なにがしたいのか、生きたいのか死にたいのか…
それすらも……

< 19 / 20 >

この作品をシェア

pagetop