【短編】ちっちゃな嘘がおっきな恋に
「だから、そのさっき嫌いって言ってたから・・・いちおう気持ちだけでも・・・伝えとこうと、思ってさ・・・」
「えっ?」
さっき話してた話・・・
聞いてたんだ・・・・
「光智君、あの話はうそだよ♪」
「えっ?」
「今日はエイプリルフールの日・・・」
私は一呼吸おいて、言った。
「私も光智君が好きです」
そう言って、私達は口づけをした。
桜の咲く季節は、もうそこまで迫っていた・・・
ー*END*ー