宵闇の下
序章:**☆世界★**


――――――今から数十年から百数年後の話____




______『我々は滅びるのです。』


有名な学者によって、そう発表されたのは

いまから遠くない過去の話だ。



『温暖化によって、人類は滅びます。
 我々によって、我々は滅びる!』

自業自得でわないか!との声も上がる。

我々は死を待つしかないのか!?

ある記者の発言への応答に
その場のものは固唾をのんで耳をすませた。


『えぇ、温暖化へはもう手が施せない。
 他に住める星もない。あったとしても、我々の手には
届かない。』




一瞬にして、世界中の空気の色が変わった。


ここまでが、公の話________







< 1 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop