相思相愛
あたしは
 州の腕の中で
子猫のように
頭を撫でられてた。

州て 大きいなぁ…
 いつも話すときは
あたしの目線に合わせてくれてたから
 しらなかったよ…

『何してンの? 馬鹿?』

『ん~??抱きしめてるの。』

そんなの 分かってる
 あたし
そこまで
馬鹿じゃないもん。

『なぁ…俺と付き合えよ…』

何言ってんの?
 この
馬鹿野郎・・・

『俺 本気だから 考えといて』

そういうと
あたしの部屋から 出て
 帰っていった。

は?

何言ってんの??
馬鹿じゃないの??

州と付き合えと?


♪~

メ-ル…

“返事は待つけど強制的!! わかったな?? 州。”

待つけど
 強制??
意味わかんない。

 ばか。


でも・・・

でも・・・

“あたしのこと大事にしてくれる??”

無意識に こんなメ-ルを 送ってた。

♪~

返事早いだろ…

“あったりまえよ~”

…絶対??? 本当???

“じゃぁ ヨロシクお願いします。”

♪~
“マジ??”

馬鹿…
“こんな嘘つかないよ?? あたし 馬鹿じゃないもん。”

♪~
“やったぁ!! ヨロシク彼女!!”

返信を打とうとする・・・と
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