甘えんBoy



帰ってきたのに余計に疲れた…


「はあ…とりあえずお風呂入ろう」


私は龍貴に投げたタオルを拾いあげた


「ん?」


…これタオルじゃない



「ぱ、ぱ…」


ぱんつーー??!!


し、しかもよりによってベージュのラクダパンツ!?


こ…これは…


まさかっ!?




思わぬ出来事に私が言葉を失っていると、がちゃりと部屋のドアが開く音がした



「…言い忘れたけど」


「…は?」



後ろを向くと、そこには帰ったはずの龍貴がいた



「…俺、もうちょっと色気のある下着がいいな…くっ」



…ぷちん



私の脳の中で、何かが切れた音がした



…そのあと、龍貴に何があったかは言わないでおこう




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