甘えんBoy



次の日



「昨日、龍貴君のラジオがあったんだけどね~、なんか話し方が違かったんだよね~」


お昼の時間、私と舞はカフェテリアでランチを食べていた


「…あっそ」


「なんかね~もごもごしてたの。虫歯とかで頬でも腫れてたのかなぁ」


「…かもね」


私は大きなハンバーグをちまちま切りながら適当に舞の話に相槌をしていた



「…もしかして、恵梨なんか知ってんの?」


「…別に」



知るもんかあんなやつ



「ちょっと!またあんたがなんかしたの!」


「だからー知らないってば!!!」



ちょーーっと頬を殴って、


ちょーーっと腫れただけだし



「何回も言ってるでしょ!!龍貴君はアイドルなんだからって!!」


「知らないわよ!!あいつが悪いんだから!!」



「認めたわね…恵梨」



あ…


言っちゃった


「今日という今日は許さないわよ~~~」



ま、舞の目の色が変わった……!!


こ、こ、こ、
殺されるっ!!!



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