甘えんBoy
龍貴はふうっとため息をついて、ケーキを一口
私は呆れてため息もでない
「だから女は嫌いだ。まあ俺に惚れるのは仕方な…」
「はいはい。かっこよくて爽やかで王子様な龍貴君はモッテモテで大変ですねー。かわいそー」
私は適当に話をながし、席を立った
くだらない…
こんな話のために私の貴重な時間を使ってしまったなんて、なんてもったいないことをしたんだろう
「ほら、帰るよ。もちろん会計はあんたで」
「…ったく、少しは年上なんだから気きかせろよな」
龍貴は伝票をもって、私を見上げる
「なに言ってんのよ。龍貴君はお金持ちだし、それくらい屁でもないでしょ。ほら、はやく」
私はさっさとレジにいる店員さんの元に向かった