学生さん
第28章
28
あたしの留学先は<ニューヨークイングリッシュカレッジ>という大学の文学部の院だった。
開告大の院で取っていた単位はちゃんと互換・認定されていて、あたしは一年弱、そこの大学院に行けば、帰国後博士課程に行く資格が取れる。
比較的伸び伸びとした感じの学校だった。
まあ、研究が主体なので、日本でカサ研に詰めていたのと同じように、ずっと研究室に詰め続けていたのだが……。
あたし自身、毎日ニューヨークの街を練り歩く。
多数のビルが林立する大都会だ。
行き交う人たちは皆、知らない人ばかりである。
慣れつつあった。
人種の坩堝(るつぼ)に。
全て英会話で、あたしは日常の会話はもちろん、専門的な英語でも話したり、書いたりすることが出来た。
あたしの留学先は<ニューヨークイングリッシュカレッジ>という大学の文学部の院だった。
開告大の院で取っていた単位はちゃんと互換・認定されていて、あたしは一年弱、そこの大学院に行けば、帰国後博士課程に行く資格が取れる。
比較的伸び伸びとした感じの学校だった。
まあ、研究が主体なので、日本でカサ研に詰めていたのと同じように、ずっと研究室に詰め続けていたのだが……。
あたし自身、毎日ニューヨークの街を練り歩く。
多数のビルが林立する大都会だ。
行き交う人たちは皆、知らない人ばかりである。
慣れつつあった。
人種の坩堝(るつぼ)に。
全て英会話で、あたしは日常の会話はもちろん、専門的な英語でも話したり、書いたりすることが出来た。