学生さん
 しばらくはこんな生活が続くだろうなと、ビール缶に摘みなどを入れたビニール袋を提げて自宅まで帰りながら……。


 もうすぐ前期の授業が始まる。


 あたし自身、上の人間たちを手伝う際に時間を取るのは仕方なかったが、少しでも努力が認められればそれでいいと思っていた。


 夜、女性の一人道は危ないのだが、慣れてしまっている。


 自宅から歩いてほんのわずかなところにキャンパスがあるのだから……。

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