学生さん
 姉も父とつるんで、あたしに対し、嫌がらせや暴力行為などをしてくるようになった。


 あたし自身、高校時代はひたすら我慢し続けていたのが現実だ。


 ひどい疲れを覚えることが多かった。


 だけど大学に進学する際、これを機にと思って、実家の父や姉とは一切縁を切った。


 もう何も用はない。


 あたしは奨学金を借りていたのだが、手続きは全部自分でやった。


 父たちに頼りたくないと思ったからだ。


 別にもうあの人間たちは口を利くことも、メールなどをすることもない。


 それに帰りたくなかった。


 構わないと思ったからである。


 あたし自身、長い人生を歩いていきながら、疲れを覚えることはあった。


 だけど致し方ない。


 人生は山あり谷ありで、決して思い通りにならないからだ。
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