5年後まで待って。
*伝えようとする気持ち*
私の想い。
翌日。
土曜日……。
舞緒いるかな?
私はオニューのワンピースを着て、隣の舞緒の家に入った。
緊張しつつ、玄関のベルを押す。
「はい」
ま、舞緒だっ!
「えっと、私…」
「茜?」
「うん……舞緒、ちょっと話せる?」
「あぁ。上がる?」
「い、いいっ!舞緒が出て来てくれるなら…」
舞緒の部屋とか、密室だったらドキドキして言えないよ…っ。
「わかった。ちょっと、待って」