水曜日の彼女
プロローグ
 ー あと、5分 ー


 俺はちらっと時計を見た。

 鼓動がどんどん早くなってくる。


 やべぇ、緊張してきた。


  時計が6時半を指している。

 もうすぐ彼女がやってくる。

 水曜日しか現れない彼女が。
< 1 / 58 >

この作品をシェア

pagetop