水曜日の彼女

 俺が反論出来ないのに気付くとニヤリと笑った。


 「じゃあ、決まりだな。今度会ったら結果聞くわ。まあ頑張れ!」

 そう言って俺の肩を叩いた。


 まさかそんな展開になるとは思ってなかった。

 どうしよう。変な汗が出そうだ。


 俺は一気にビールを飲み干した。

 だが緊張してきたせいか味がわからねえ。


 そんな俺の姿を見て面白いのかアキラは悪そうな顔で笑っていた。

< 31 / 58 >

この作品をシェア

pagetop