水曜日の彼女

彼女からのメール


　作戦の結果はすぐにアキラに報告した。


　「やったじゃん!!」

　朝一のメールにも関わらずすぐに返事が返ってきた。

　「もしかして脈ありなんじゃねえの？」

　アキラからのメールは興奮した様子で先走った内容だった。


　俺も滅茶苦茶テンション上がっていたが、流石にあるわけないとなだめておいた。


　それから、とにかく携帯が気になってしょうがない。

　すぐには返事は来ないと頭では分かっているのだが、つい届いてないかチェックしてしまう。


　あの後は学校もバイトも全く入っていなかった為、家でゴロゴロしながら常に携帯を触っていた。

　１日が長く感じた。


　結局、その日はメールが来なかった。

　次の日になっても全く落ち着けない。

　気長に待てばいいのに段々と嬉しさから不安に変わっていくのが分かった。


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表紙・目次

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