山あり谷あり谷あり…そして…
改めて二回目の誘いをしました。すると、待ち合わせする事になり、デートをする事に…

ウチは、車で待ち合わせの場所まで向かい、助手席に乗って貰い、初デート…

ファミリーレストランで、久し振りにまともな食事を頂きました。

『どっか行きたいところある?』

と食事の後に聞かれ

『カラオケ行きたいけど…』

と答えると、快くOK!をくれ、甘えることにしました。

主人の事件の事で、警察に絞られ、極道や親戚に監視され、自分の事しか考えないように仮病を使い、刑務所で勝手な振る舞いをされてる間、心身共にズタズタに疲れきっていたウチにとって、有り難く…ホッ!とするような…唄いながら涙が止まらなくなりました。

本当に、居心地の良い時間でした。
お礼に、かなり遅くなったのもあり、自宅近くまで車を走らせました。

ウチは、夜景が好きなので、高速道路は料金がかかるから、避けようと思いましたが、聞くと同じく夜景が好き!と返事をくれたから、高速道路を使うことにしました。

『関空も見えるし、工場の照明やけど、えぇ〜もん見したるわ!嬉しかったから、お礼やで…』

そして、高速道路に上がった途端

『凄い!高速道路走れるんや!』

免許を持ってはいるものの、運転大嫌いで、高速道路は走った事がないらしく、随分感動してくれました。ウチも嬉しかった…

そんな間にも、主人は刑務所内で、真面目ではあるものの、あの手この手で、出所を考え、出所後に何をするかを考えていたようです。

何やら、中で知り合った人と、又、詐欺紛いの事を考え、障害福祉から、楽して金儲けをする計画を起ててたようです。

またもや、結果は国相手の詐欺行為…

病気に悪知恵働く主人…

うんざりです。

この現状から、もう逃げたい!ウチの出来る事はしたはず…

まともな人間関係と、まともな生活がしたい…

時々、連絡くれる今の主人に愚痴を零したものです。

ある、独身の時からの女友達に、久し振りに連絡をしました。その子の、祖父と父親は、こりゃまた、極道の方々…友達も、女がてら気合いの入った友達でした。

今の事情を話したら

『夜逃げしてから、離婚し!…手を貸すから…』

と言ってくれ、その人は言ったことは実行するので信じました。
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