山あり谷あり谷あり…そして…

晴れて独身時代…

友人の力…彼の力…を借り、離婚成立となりました。

この先、どうするべきか?何をしたら良いのか?考えるほど、体力と精神面に余裕はなくなっていました。っと言うより、ホッ!とした同時に、全身の力が抜けたかのようでした。

ある日…彼が、中々会えない彼女と話を終わりにしたと、今まで見たことのない顔で、部屋に来ました。その彼女は、既婚者故、堂々と彼女とは言えませんが…

彼の中で、離婚が成立したのと、『母が病気の父の看病がてら、兄弟を育ててくれたので安心させたい!』と言う理由から、ウチとの結婚を考え、別れてくれたようです。

それを聞いたウチも、辛かった生活から救ってくれたこともあり、少しだけど同棲の中で感じた暖かさを感じ、彼の願いも叶えたい!と言う気持ちで、再婚をいきなりですが考え始めたのです。

元、主人からも何もなく、苦しいときも一緒にいてくれた猫と彼とウチ…平穏な生活が始まりだしました。

ボロボロの文化住宅だけど、幸せです。

再婚するには、女性の場合、最低半年は入籍出来ないことになっている為、その間、同棲生活をしていました。

休みの日には、一緒に買い物や遊園地に出掛けたり、部屋でゲームをしたり…歳も、とっくに30歳半ばになってる大の大人…でも、楽しくてしかたなかった…

つか、フト思いましたが、初婚の時…家から出たいと言う気持ちで入籍だった。恋愛感情なしだった…
今回、彼に恋愛感情はあるのかな?って思い出したのです。

助けてくれた…彼の願いを叶えたい…

ただそれだけで、同棲し再婚に向かっているのか…?

今まで、愛情を知らずに育ち、人を好きになる事を知らないまま、この時期まで生きて来た…

これで良いのかなぁ〜?と疑問が横切る…
でも、彼もウチも、お互いを必要としてるのは、確かだと思う…

仕事をし、部屋に帰り、誰かと温かい食事を会話しながらいただく…一般的に平凡な事かも知れないけど、暖かく感じれたのは、彼の事を恋愛感情で思ってるから?それとも、そんな生活をした事がないから?

でも、そうこうしてる内に半年が経ち、再婚に向かいはじめ、彼の希望で彼の母親と同居する為、彼の実家を改築する事になりました。

友達は、親との同居を反対してましたが、彼の思うようにしようと決めました。
この判断が…
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