山あり谷あり谷あり…そして…
二度目…

新しい家族

この先、胸を膨らませ新たな生活に夢を見ていたウチが…

ドツボに嵌まるなんて…

離婚が成立し、約半年彼と同棲生活し、入籍可能の時期が来て、いよいよ二人の間で、暗黙の了解的に『入籍・結婚』と言う言葉が動き出しました。

早速、住居をどうするか?彼の母と同居するのか?等、満つに話し合うようになったのです。

彼の希望で、

寝たきりの父親の世話をしながら、俺達兄弟を育ててくれ、懸命に仕事をし苦労を掛けて来たから、傍にいたい…

と言うことで、同居が決定。次に住まいをどうするか…

その時点で住んでた家を改装する事に…

工事の打ち合わせや、何やらで彼の母親や妹夫妻と顔を会わすことが増えました。まだ、他人行儀というか、当たり障りない接し方をしていた為、それぞれが平和でした。

その間、全員揃って外食に行ったり、カラオケに行ったりと、家族って良いなぁ〜!って感じたり、これだけ団結してる中に、ウチが入れるのかなぁ〜?なんて、不安な気持ちで一杯でした。

それぞれ、個性の強い新しい家族…彼の母親が中心に、ここの家族は回ってる…

彼の母親が、3階建てに憧れていたそうで、3階建てに…

『私が3階に住む!屋上に露天風呂を作る!』

等、考えていたようですが、妹夫妻に

『3階は夫婦が行くべき!』

と話してくれたようです。露天風呂の件は相手にしなかったようで…

実際家が出来、設計図と実物の違いに、皆が驚き、その割に莫大な費用…なんせ、解体するにも費用が高い鉄骨を彼の母が希望し、色々こだわりの結果高くなりました。

なのに、それを

『嫁が来るから高くついた!まっ、アンタらが払うから良いけど…土地は、息子と娘の名義やから、好きにさせんよ!』

と、聞いてもしないのに、いきなり毒節。思わず呆気に取られました。

そもそも、土地が小さいから豪邸見たいな物を想像してたようですが、小さな土地故、思うような部屋は作れません。

まだ、土地を持ってただけでも幸せです。

いよいよ、新居に引っ越しです。どちらが先に引っ越すかでも、何か言いたそうでしたが、話しながら決めたので、私たちが先に引っ越す事に…同日にすると、引越し会社のトラックや荷物の移動に訳が解らなくなる為、ずらしたのですが、納得してない様子。
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