山あり谷あり谷あり…そして…

妊娠

どうにか、引っ越しも終わり、片付けも程々にして、彼と知り合ってから今日までの話を、尽きることなく話しました。

入籍も、明日する流れに…と言うのも、彼の母親が、口酸っぱくなる程に言うもので…

何故か、婚姻届提出に彼の母親もついて来ていました。

でも、この新婚はおかしなもので、二人でウチの一回目の結婚分である離婚届けを先に出し、二人の為の婚姻届を後に出したという、かなりヘンテコな順番でした。

一ヶ月後、来るべき生理が来ないため、自分で検査をした結果、病院に行きました。

見事妊娠…

一回目の結婚生活の約10年間、欲しくても元主人に欠点があった為出来なかったけど、念願の子供…

嬉しくて…嬉しくて仕方ありませんでした。

その時、主人も一緒に病院に来てくれたので、その場で報告。男性は、ピン!と来ないのか複雑な顔をしていました。

でも、その主人が

『おふくろ…俺の結婚は諦めてた所もあった様だし、なおの事孫も諦めてたはずだから、連絡するわ!』

と言い

『おめでとう!待たせたな!おばあちゃん!』

と話していました。ウチも、その光景が嬉しく思いました。

検診を定期的に行かなくてはならなくなり、随時姑さんも、毎回着いてきて、更には母親学級にも参加し、意味は解らないが『ヒーヒーフゥー』と一緒にしていました。

それ程姑も喜んでくれていました。出産前の準備やすれ違いに赤ちゃんを見ると、顔が揺るみっぱなしでした。

たかが、ウチが買い物に行くだけでも、常に何かあっては!と着いてきていた程でした。

だが、買い物の量が多くても、一切持たず、家の近くになると近所の手前なのか、半分持ってくれると言う、怪しい行動…

家族で出掛ける時にも、主人は仕事上運転はするものの、普段はしたがらない為、お腹が大きくても、ウチが運転する始末…

親子揃って、ウチ的に

『何か変!何か違うんちゃうん?』

と思ってはいても、家族ってこんなもんなんやぁ〜!と思ってもいました。

そんな日々の中、陣痛が始まり、入院準備を始め病院に連絡。出産間際かウンコなのか微妙な感じで、トイレで力んでいました。

子供をウンコ扱いした訳ではないですが、実際解らなかったのです。

いざ、出産の時、姑が立ち会いました。
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