山あり谷あり谷あり…そして…

いじめられっ子、卒業…

高校受験の為に、朝早くから電車に乗り、奈良県まで行きました。

もし、合格したら毎日電車?と考えると受験前から疲れ出しました。

保育科の受験故、学科試験・手遊び・リズム体操・歌・面接がありました。

なんなく、予定を終了させ帰宅…

大阪からは、その年はウチを含め、片手程しかいなく、殆ど京都から来る人ばかりでした。

受験が終わった後も、中学卒業する迄、やはりロクズッポ中学には行きませんでした。

たまに行っても、やはりイジメ…

合格発表を見に行く日が来て、高校に向かうと、保育科を受験したにも関わらず、普通科に変更されてました。

理由は、音痴で普通科に回されたと言う結果でした…

数日経ち、どうにか卒業式を迎えた当日、番を張るグループが、ウチを絞める!と言ってたらしいです。

だが、団結しすぎた3人組故、別れが悲しすぎたのか、3人で泣きじゃくる結末で、ウチは何事もなく中学時代を終えました。

式を終え、帰宅したら母が一言

『義務教育終ったから、次から金掛かるわ!高校なんて行かずに、家出たら良いんや!』

と言いながら、又、暴力…

気が付くと、母の上で馬乗りになり、顔や頭を殴っていました。

この日を境に、母から暴力を振るわれる事がなくなりました…

高校の入学式を迎え、高校生活が始まりましたが、家の中での経験や中学時代の経験上、やはり笑顔出すとか、会話すら出来ないままのスタート…

噂によると、このウチ…少ない大阪からの生徒で、身長が高く、一人で笑顔すら見たことがないと言うことで、かなりの不良と思われていたようです…

担任になった先生が、青春ドラマから出てきた様な熱血先生で、一人一人の事を良く見てくれる、元不良の先生でした。

凄く、ウチの事を気に留めて下さり、帰りも同じ方向と言うことで、電車の中で良く話しをしてくれました。

でも、ウチはと言えば、人間不信が消えないまま…黙って聞くしか、接し方が解りませんでした。

ある日、同じクラスの生徒が、髪を引きずり回され、画鋲攻撃に抽象的言葉を言われたり、シャーペンで腕を刺されたりと、イジメを高校でも起こったのです。

対象はウチではない…でも、泣き声が耳につく…

ウチは、無意識の内に、いじめっ子に対し
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