友情恋人ゲーム〜デス・ミッション〜(仮)

『まぁ〈習うより慣れろ〉ともよく言いますし、第1ゲームをやってみましょう』


混乱している悠也たちを置いて、一人でどんどん話を進めていく主催者。

あまりのパニックに、反論すらもできない。


『―それでは開始致します』

この言葉に、思わず気をはりつめる。

皆が顔を上げた気がした。


―悲劇が、今始まる。


『よーい……スタート!!』



悠也たちは、まだ気づいていなかった。

このゲームが、一体どんなものなのかを。





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