友情恋人ゲーム〜デス・ミッション〜(仮)
「俺も行きたい!」
声の主は…馬場大輝。
四人のクラスメイト。
クセっ毛で、悠也より少し長い髪。
明るく、ムードメーカー。
スポーツが大の得意で、サッカー部のエース。
見た目も、サッカー部っぽいというか…サッカー少年!という感じ。
「大輝〜!いいよ!」
「サンキュー、真一!由美も呼んでいい?」
内山由美は、別のクラスの大輝の彼女。
赤茶の髪色に、外ハネのショートカット。
シャープな顔にキツくない程度のつり目。
背が高く、スレンダー。
中学まで関西に居たため、関西弁なのが特徴。
大輝同様、ムードメーカー的存在。
「これで6人か〜あと4人行けるけど、どうする?」
真一が聞くと、絵里が思いついたように答えた。
「さくらと光カップルは!?」
絵里の提案に、真一が賛成する。
「それいい!それからやっぱ拓海たちだな!」
「そうだね!もう桃香と拓海くんで10人じゃない?」
こうして、遊園地へ行くメンバー(仮)が決まった。
「今日は終業式で午前授業だし、放課後計画立てよ〜!」
と愛が言い、放課後残って計画を立てることになった。
明日から長い夏休み。
きっと楽しい夏休みになるだろう。
「ならあたしと悠也で4人に聞いてくるね!悠也、行こっ」
「じゃあ俺は由美に伝えてくる!」
悠也と絵里は4人に、大輝は由美に、それぞれ伝えに行った。
―今思えば…あの悲劇は、この会話から始まっていた。