私を救った王子様
『朝から、突っ込んで来ないでよ』

詩織の手を放そうと、腕に力を入れたが…

放れない。

可愛い顔して、華奢な体して、何でこんなに力強いねん!!!

「ダメっ…放さないもん」
上目遣いで目をウルウルさせて言って来る。

はい、私この目に逆らえません。
詩織、私がこの目に弱いって、知っててやってるな…
まあ、いいやっ

『急いでたけど、何かあったの??』
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