あたしの恋愛小説1
フォークダンス
あの日から週に2回ほどの個人授業が始まった。
あれから1ヶ月近くが経ち体育が嫌いなあたしにとって一番嫌いな体育祭が来た。
走る競技は避けて避けて避けまくって綱引きをすることになった。
11人でやるうちの5人が仲良しのメンバーだから気楽でいい!
クラスの子たちが障害物競走とか100m走とか頑張って走ってるのを見ながらあたしたちは凍らせておいたお茶とかスポーツ飲料でクールダウン中。
美香が手を出して待ってる。
「美紀~そのお茶ちょ~だい」
って言ってるとすぐにわかった。
「はい!麦茶やけど!」
とペットボトルを渡した。