喜怒哀楽
『雍羅〜授業だるいよ〜』
と授業中に関わらず
後ろを向いて話してくる
竜哉くんに
あたしは
「だよね〜」
と優しく微笑む。
『ねえ、雍羅彼氏いない
んでしよ?』
と竜哉くんね唐突な質問に
「ぇ?うん、いないよ」
と答えるあたし。
『なんで?』
(笑)なんでって(笑)
言われてもね…
真剣な顔で聞いてくる
竜哉くんが可愛い。
「なんでって言われても
あたしモテないしね(笑)」
あはは(笑)みたいな(笑)
『なんでなんで、、
雍羅可愛いのに〜』
「竜哉くんって
そういうお世辞
好きだよね〜」
とあたしは
冷めた表情で言った。
『あ〜あ
本当だったのにな〜
雍羅のば〜か(笑)』
とか言って竜哉くんは
前を向いて授業に戻った。
今の竜哉くん
可愛いすぎー
とか思いながら
お世辞だと分かってても
可愛いと言われた事が
嬉しい。
あたしは、ずっと
そんな事を思い
あっとゆーまに授業が
終わって、お昼に
親友とお弁当を食べている。
『雍羅…?』
「ん?なーに?」
親友
奥山 真実
オクヤマ マミ
があたしに
『さっきからずっと
ニヤニヤしてて
キモいよ〜(笑)(笑)』
と言った。
「ぇ!うそ、恥ず」
とかいってる
あたしに真実は
どんどん攻めてくる…
『雍羅さ〜
実はもう竜哉と
付き合ってるとか?』
「はあ?ないよー」
ありえないって、
あたしが竜哉くんと
付き合うなんて、。
『周りはみんな
付き合ってると思ってるよ!
雍羅知ってた?
雍羅と竜哉特別仲良し
で有名だから(笑)』
「うそでしょ〜
竜哉くんは
みんなと仲いいし
あたしが特別とか
絶対ないよー」
うん、ないよ、泣
『雍羅ってまぢ鈍感
まあ、雍羅は竜哉が
好きなんだよね?』
真実…
ハキハキしすぎ…
「まあ、そうだけどね。」