花夢
拓海 くっそ!!なんででないんだよ!
俺はケータイをソファに投げ捨ててその上に倒れ込んだ。
母 心配ねぇ。どうしたのかしら
拓海 ……まさかな
母 …拓海、様子みてきなさい。もしかしたらのこともあるんだから
拓海 あ、うん…!行ってくる
ケータイもでない
家にかけてもでない
こんなの今までなかった
それに先に帰るならそうと一言いうはずだ
美桜はそのくらいちゃんとする
……まさか、な
俺は美桜のマンションに急いだ。