いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
あぶない転校生
春田美沙子は、彼女の職場である学校の保健室で、緑色のテニスボールをギュッギュと握り絞めていた。
テニスボールは前に窓から侵入したらしく、持ち主が現れないため、ずっと春田の机の上に置いてあったものだ。
(あ、いけない。これ以上握力鍛えてどうすんのよね?)
「ああ、それにしても腹立つわ…!」
春田は衝動的に、そのボールをドアに向けて力一杯投げ付けた。
そして、ボールが手から離れる瞬間、ドアがパッと開き、制服の青いブレザーがチラッと目に入ったが、ボールは無情にも真っ直ぐそれに向かって飛んで行った。
テニスボールは前に窓から侵入したらしく、持ち主が現れないため、ずっと春田の机の上に置いてあったものだ。
(あ、いけない。これ以上握力鍛えてどうすんのよね?)
「ああ、それにしても腹立つわ…!」
春田は衝動的に、そのボールをドアに向けて力一杯投げ付けた。
そして、ボールが手から離れる瞬間、ドアがパッと開き、制服の青いブレザーがチラッと目に入ったが、ボールは無情にも真っ直ぐそれに向かって飛んで行った。
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