いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
翌朝目覚めた春田は、隣であどけない顔で眠る徹也の髪を撫で、唇にチュッとキスを落とした。


すると徹也の目がゆっくりと開き、春田を見てニッと笑った。


「ごめん、起こしちゃった?」


「ああ。でも、そんな起こし方なら、いつでも大歓迎だな」


「うふ。徹也ったら…」


「大丈夫かい? 体は…」


徹也は心配そうな顔でそう言った。

春田は昨夜の事を思い出し、恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら「大丈夫よ」と答えた。


「あなたは、大丈夫なの?」


「俺か? 俺は別に…」


「夜中に頭痛がしたんでしょ?」
< 133 / 160 >

この作品をシェア

pagetop