いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
「すみません…」
(あら。意外と素直なのね…)
「授業が終わったわよ」
「はい。教室に戻ります」
(言葉遣いが良くなってる。不思議な子だわ…)
徹也の言葉遣いは、本来はこのように高校生にしては丁寧過ぎるくらいに丁寧なものだった。
東高で不祥事を起こし、周りから不良のレッテルを貼られてから、敢えて乱暴な喋り方をするようになったのだ。
「頭痛は治ったの?」
上着に袖を通す徹也にそう聞くと、徹也はジロリと春田を睨みつけた。
「全然治ってねえよ! アレ、本当に頭痛薬だったのかよ?」
また乱暴な言葉遣いに戻った徹也に、春田は面食らって目をパチパチしばたいた。
(あら。意外と素直なのね…)
「授業が終わったわよ」
「はい。教室に戻ります」
(言葉遣いが良くなってる。不思議な子だわ…)
徹也の言葉遣いは、本来はこのように高校生にしては丁寧過ぎるくらいに丁寧なものだった。
東高で不祥事を起こし、周りから不良のレッテルを貼られてから、敢えて乱暴な喋り方をするようになったのだ。
「頭痛は治ったの?」
上着に袖を通す徹也にそう聞くと、徹也はジロリと春田を睨みつけた。
「全然治ってねえよ! アレ、本当に頭痛薬だったのかよ?」
また乱暴な言葉遣いに戻った徹也に、春田は面食らって目をパチパチしばたいた。