いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
春田がハッと息を飲むと、パシッという音はしたが、なぜかボールは空中で静止していた。
もちろんボールが勝手に空中で静止する訳はなく、現れた男子生徒が、顔に当たる寸前に手でボールを受け止めていたのだ。
(す、凄い反射神経…!)
「ナイスキャッチ!」
春田はそう叫び、手をパチパチと叩いたのだが、
「何が“ナイスキャッチ”だよ。危ねえだろうが!」
「ごめんなさい…」
その男子生徒に一喝され、春田はシュンとなって項垂れたのだった。
もちろんボールが勝手に空中で静止する訳はなく、現れた男子生徒が、顔に当たる寸前に手でボールを受け止めていたのだ。
(す、凄い反射神経…!)
「ナイスキャッチ!」
春田はそう叫び、手をパチパチと叩いたのだが、
「何が“ナイスキャッチ”だよ。危ねえだろうが!」
「ごめんなさい…」
その男子生徒に一喝され、春田はシュンとなって項垂れたのだった。