いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
「思い出した。2組だ。名前は福山徹也(ふくやま てつや)。字は…」
「ひゃっ」
徹也が春田が持つボールペンに手を伸ばすと、春田は叫び声を上げた。
春田が徹也を見詰める目には、明らかに恐怖の色が浮かんでいる。
徹也は一瞬悲しそうな顔をしたが、次の瞬間にはフッと顔を歪ませ、春田の手から素早くボールペンを奪うと、ノートに大きく“福山徹也”と書き、ビシッと音をさせてボールペンを置いた。
「授業が終わったら起こしてくれ」
そう言い残し、徹也はカーテンの向こうへと消えた。
「ひゃっ」
徹也が春田が持つボールペンに手を伸ばすと、春田は叫び声を上げた。
春田が徹也を見詰める目には、明らかに恐怖の色が浮かんでいる。
徹也は一瞬悲しそうな顔をしたが、次の瞬間にはフッと顔を歪ませ、春田の手から素早くボールペンを奪うと、ノートに大きく“福山徹也”と書き、ビシッと音をさせてボールペンを置いた。
「授業が終わったら起こしてくれ」
そう言い残し、徹也はカーテンの向こうへと消えた。