Love&Believe




『ぃ、ゆい、唯!』

「……お父さん、お母さん?」


『唯、くじけちゃだめよ、生きていれば絶対に良いことがあるはずよ!
側にいてあげられなくてごめんね、いつも見守ってるからね………』






目を覚ますと、もう夕方になっていた

あたりを見回すと、お義父さんはいなかった




これ以上、この家にいたら殺されるかもしれない……
ここから逃げなくちゃ……

手は縛られたままだけど急がないと………

リビングのテーブルに置いてあったケータイを取ろうと立ち上がろうとした時……


「……っイタッ!……」


忘れてた、蹴られたり殴られたりしたんだった…

もう、左足は動かない……
だけど、お父さん、お母さんが見守っててくれてる!

がんばらなきゃ……



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