雨と虹と君
「おぉ!!そんな怖い顔すんなやー♪カワイイ顔が台なしダゾ♪」



Ha??


睨むのも疲れる…


「で、何か用ですか??」


教科の先生が注意してるがスルー。


「月城ちゃんさ、教科書ないでしょ??」


こいつ…地獄耳だ…


「…なんで??」


「僕ちゃんには聞こえまちたよー??君のつぶやきが♪」


うざっ。



「で??」


なんなのよ、まったく。


注目浴びてるじゃないか。


「可愛くないなー…見せてあげる♪」


てゆーか、チャラ男は授業受けるのか。


「はぁ……ありがと…」

小さな声でお礼を言う。

正直、ありがたいのだが、あまり素直にお礼は言えないのだ。


「いや…あ、当たりまえだよ♪」

それ、チャラ男が照れるとこかよ??


まぁ、ありがたく使わせていただくか……







て、お前は寝るのか!!!





<<キーンコーンカーンコーン>>



「あ。」


私もいつの間にか寝てたらしい…


<<パシャ>>


「は??」


不自然な音がなったよね、いま。

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