Crew☆Days
本人に確かめるまでは…と思い、
他のメンバーには内緒で
私と悠はタケの家に行くことにした。
担任の先生に教えてもらった地図を
片手に、初めて降り立つ駅を
キョロキョロしながら進んでいく。
『え?ここ!?』
表札は“竹中”だから間違いない。
タケってお嬢様なの?って感じのデカい家。
インターホンを押そうとした時。
『悠、ナツ…?』
背後から聞き慣れた声。
振り返ると、母親に支えられて立つ
タケの姿。
お友達?との母親の声に頷くタケ。