Crew☆Days



翌日のタケは、本当にいつものタケで
普通に歩いてた。



きっと少し歩いただけでも
軟骨が当たって痛いはずなのに…。



またみんなの和の中で
笑顔でいられるタケは尊敬しちゃう。



みんなにわからないように
アイコンタクトで
“大丈夫だよ”だってさ。



大丈夫じゃないクセに。



『私がいなきゃTEKY-NA!じゃないでしょ』って冗談混じりに言う。



まさにその通りなんだケド、
無理をして
タケがタケでなくなっていくのだけは
我慢できない。



それこそ、TEKY-NA!じゃないじゃん…。



タケあってこそなんだからね。



そう言おうとしたケド、
楽しそうにカオリンたちと話す姿を見て、
言葉を飲み込んだ。







< 282 / 352 >

この作品をシェア

pagetop