Crew☆Days
翌日のタケは、本当にいつものタケで
普通に歩いてた。
きっと少し歩いただけでも
軟骨が当たって痛いはずなのに…。
またみんなの和の中で
笑顔でいられるタケは尊敬しちゃう。
みんなにわからないように
アイコンタクトで
“大丈夫だよ”だってさ。
大丈夫じゃないクセに。
『私がいなきゃTEKY-NA!じゃないでしょ』って冗談混じりに言う。
まさにその通りなんだケド、
無理をして
タケがタケでなくなっていくのだけは
我慢できない。
それこそ、TEKY-NA!じゃないじゃん…。
タケあってこそなんだからね。
そう言おうとしたケド、
楽しそうにカオリンたちと話す姿を見て、
言葉を飲み込んだ。